急なギックリ腰。痛みが強い時は動いていいの?安静?

ギックリ腰で腰痛がある人 医療

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タイトルの通りですが、みなさんはギックリ腰などの急な腰痛の時、安静にすべきだと思いますか?
それとも可能な範囲で動いて良いと思いますか?

結論は、可能な範囲で動くです。「ギックリ腰だから安静にしないといけない」なんてことはありません。むしろ安静にすることで、余計に回復が遅くなってしまうケースがあります。このあたりの内容は結構たくさん調べられていて、腰痛のガイドラインとかにも載っていたりしますよ。

 

ギックリ腰で痛いけど、動いていいの?

ギックリ腰、辛いですよね。でも、そんな辛い腰痛であっても、動ける範囲で動くべきだと言われています。
これは発症直後であっても、腰痛が長引いている場合でも一緒です。

辛い腰痛で「ベッド上で安静にしている場合」と、「痛い中でも動ける範囲で動いていた場合」とを比べ、その経過を追っていた調査がありました。結果はなんと…痛い中動いていた人の方が、後々は痛みが減っていて、運動能力も良かったようです。

いわゆる非特異的腰痛に対しては、ベッド上安静が痛みに応じた活動性維持よりも、疼痛と機能の面でより劣っているという質の高いエビデンスが認められた
参考:腰痛診療ガイドライン

辛い腰痛の場合、なかなか動けないということもあるかもしれませんが、可能な範囲で動くようにしましょう!

 

強い腰痛、動いたらいけない場合はある?

腰痛では基本的に「動いたらいけない場合」というのは存在しないようです。
ただ一点だけ、坐骨神経痛(しびれや感覚障害を伴うもの)がある場合のことは頭に入れておくと良いかもしれません。

坐骨神経痛を伴う腰痛の場合では、ベッド上安静と痛みに応じた活動性維持の間には、疼痛および機能の面で差がほとんどない
参考:腰痛診療ガイドライン

この坐骨神経痛のケースでも、安静にしている場合と運動している場合ではその後の経過に大差はないようです。

 

死ぬほど痛いと言って仕事を休む人、これずる休みじゃない?

たまに、ギックリ腰で仕事を休む人がいます。仕事に行けないほどの痛み…そんなものがあるのか?と思う方もいるみたいですね。

結論腰痛において、仕事に行くどころかトイレにすら行けないような激痛が生じることがあります。痛みのせいで10m進むのに30分以上かかる、そんなこともあるんです。

本当に辛い腰痛の時は、リアルにホントにトッテモ辛い…寝返りですら瀕死の状態になる人がいるぐらいなので、ずる休みじゃないと思いますよ。(これで腰痛を言い訳に仕事を休む人が出ないことを祈ります笑)

 

腰痛のちょっとした豆知識

腰痛とビタミンDの関係って聞いたことありますか?なんと、ビタミンDがないと、腰痛のリスクが1.6倍になるんです。

これは若い人、特に女性の場合に顕著なお話で、その場合は腰痛のリスクが約3倍にもなるんです。ちなみに高齢の方の場合は統計学的には差が出なかったとのこと。ビタミンDは日光を浴びると合成されるので、腰の痛みに悩まされている若者女性は、是非日光を浴びる習慣をつけると良いですね。(日焼けするから嫌だ!という声がとんできそうですが、その場合は魚やサプリメントから摂っても良いですね)

参考文献:
Mapping the Association between Vitamin D and Low Back Pain: A Systematic Review and Meta-Analysis of Observational Studies.Pain Physician. 2017 Nov;20(7):611-640.

 

と、いうことで今回の記事は
「 急なギックリ腰。痛みが強い時は動いていいの?安静?」でした!
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