暑い夏、脳梗塞が起こりやすいから要注意!

暑さでぐったりしている猫 健康

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猛暑が進んできました。そんな暑い夏には、脳梗塞になるリスクが上がることを知っているでしょうか?
季節によって脳卒中のリスクは変わるのですが、夏は脳梗塞、冬は脳出血です。
今回はそんな夏の脳梗塞についてと、高齢者の脳梗塞のリスクについて詳しくまとめてみました。

 

 

脳梗塞とは?

脳の血管が、破れたり、つまったりしてその先の細胞に栄養が届かなくなり、その後それらの細胞が壊死を起こす病気のことを脳卒中と言います。その脳卒中の中で、血管が破れるタイプを脳出血、脳を養う血管が詰まるタイプのことを脳梗塞と言います。

脳梗塞は3つの種類に分けられていて、

  1. 脳の細い血管に動脈硬化が起こり、詰まる「ラクナ梗塞」
  2. 脳の太い血管の内側にコレステロールの固まりができ、そこに血小板が集積し動脈を塞ぐ「アテローム血栓性脳梗塞」
  3. 心臓にできた血栓が流れてきて血管を塞ぐ「心原性脳塞栓症」

などがあります。脳梗塞は脳卒中死亡の60%以上を占めると言われていて、さらに後遺症もよく起こします。寝たきりなど重度要介護の原因の4割、認知症の原因の3~4割は、脳梗塞や脳出血などがきっかけとなっています。

 

なぜ暑い夏には脳梗塞のリスクが上がるのか

暑い夏ではその暑さのために寝ている時に汗をかき、身体の水分が抜けていってしまいます。身体の水分量が減るということは、血液中の水分も減っていくということになります。血液中の水分が減れば、ドロドロの濃い血液になってしまうので血管が詰まりやすくなってしまうわけです。脳の血管が詰まることで、脳梗塞になってしまうんですね。

また、夏は体の熱を放出しようと末梢の血管が広がりやすくなるため、血圧低下状態につながります。この場合、健康な人は血流が悪くならないように脳の調節機能が働きますが、生理機能が低下している高齢者、または降圧剤などを服用している人は薬による血管拡張作用のために血圧が下がり、血流が遅くなることで血栓ができやすい状態でもあるわけです。

これが夏の脳梗塞の仕組みですね。ちなみに脳梗塞にならなかったとしても、普通に脱水に陥ったりするので気をつけるようにしてくださいね。

夏の気温

そもそもなぜ高齢になると脳梗塞のリスクが上がる?

そもそものところで、夏だろうが他の季節だろうが、高齢になると脳梗塞にかかる可能性が結構上がりますよね?ここの理由についてまとめてみました。

身体の水分量の低下

歳をとると、それだけで身体の水分量が低下してしまいます。
先ほど述べましたが、身体の水分量が少ないと血液かドロドロになりやすく、脳梗塞になりやすくなります。

高齢者の体内水分量
(BOZUが昔作った資料から…引用元は不明です。すいません…)

動脈硬化

動脈硬化は血管が硬くなるものですが、これが進むと血管の内部が狭くなっていきます。脳の動脈硬化が進んで血管の内部が狭くなり、血液の流れが悪い部分ができていると、ちょっとした血圧の変化などをきっかけに、その部分に血栓(血の塊)ができて、血液の流れを完全に塞いでしまいます。そのために脳梗塞に繋がっていくわけです。

筋肉量の低下

意外に思うかもしれませんが、筋肉量の低下も原因の一つになります。
筋肉量の低下でちょっとした活動でも疲労感か増加。それによって運動する意欲が減り、そこから動脈硬化などにつながっていく危険性があるわけです。

あと…筋のポンプ作用が働かなることも影響してるんじゃないかなと思っています。
筋肉の働きのひとつに血液循環の改善があります。筋肉が収縮することによって、血液が全身を巡るわけです。この筋のポンプ作用が悪くなることで、脳の血流も悪くなってしまうわけですね。

ちなみに筋肉量の低下は高血圧につながる(筋のポンプ作用が働かないため、血圧を上げて循環を維持している)と言われていて、高血圧も動脈硬化につながります。

ただ、高強度の筋トレについては注意が必要です。脳血管に負担がかかるので、軽い強度の筋トレでゆっくりと維持・向上を図りましょう!ここに関しては良い記事があったのでリンクを貼っておきます。リハビリmemo

 

脳梗塞の予防

脳の血管の中で血栓ができ、血流を止めてしまうのが脳梗塞の原因。なので脳梗塞の予防には、血栓ができにくいように、血液を固まりにくくしておくことが予防につながります。いわゆる「血液サラサラ」の状態が良いわけです。

血液サラサラのために必要になってくるのが、まずは身体の水分量の維持。こまめに水分を補給することです。脳梗塞は高齢者に多い病気ですが、高齢者はからだの水分が少なくなっても喉の渇きをあまり感じないことがあります。なので意識的に水分を摂っていかないと、すぐ脱水に繋がってしまいます。1.5L〜2L飲めると良いですね。(食事から水分が摂れる面はありますが、純粋な飲料分としてこれぐらい摂ってください)

水

脳梗塞の大きな原因である動脈硬化の予防は、その危険因子である高血圧や脂質異常症(高脂血症)、糖尿病など。これらをきちんと治療し、適度な運動を行うようにしてくださいね。

ちなみに血液をサラサラにする薬もあるので、そういったものが処方されるケースも多いです。(血液をサラサラにするのはいいのですが、逆に出血しやすくなる可能性があります。出来るなら薬ではなく、あなた自身の身体を変えていきたいところです)

 


と、いうことで今回の記事は
「暑い夏、脳梗塞が起こりやすいから要注意! 」でした!
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