介護保険とは2018年4月更新

介護のイメージ写真 介護

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どうも、医療BOZUです。
今回は「介護保険」の話です。なんとなく知ってる、なんとなく聞いたことのあるのと介護保険。
ちゃんと知らないと損することもありますよ。

 

 

介護保険、何故出来た?

この介護保険、実は2000年に誕生した制度です。
誕生からもうすぐ20年経つわけですが、高齢者の介護を社会全体でカバーする仕組みで、「家族が介護に縛られる」ことの厳しさをカバーするということを目的に作られていて、ある程度の効果をあげています。

ちなみにこの介護保険、年金、医療に次ぐ、「第三の社会保障制度」です。
にも関わらず、年金や医療と比べてちゃんと知ってる人は意外に少ない。

40歳以上の国民は全員加入することになっているのですが、逆に言えば、40歳以上で介護が必要になれば、基本的には誰もが使う権利を持っています。

今の時代、この介護保険制度のことを知るのは国民の常識といっても大げさじゃないですよ。

 

介護保険制度とは?

介護保険制度とは、介護が必要になった人がちゃんとした生活を送れるように国がサポートする制度のこと。

利用出来るのは、65歳以上で介護が必要と認定を受けた人(要介護、要支援といった介護の必要度に応じて段階分けされます)です。

それに加えて、40〜64歳でも、国が指定する病気で介護や支援が必要になった人も介護保険を使うことができます。

 

どうすれば使える?申請方法は?

医療と年金は、制度のこと知らなくてもなんとなく使えますよね!?
でも介護保険は…制度のことを知らないと使えません。
使うためには、政府に介護が必要だと認めてもらう必要があります。

家の掃除や買い物、料理などもやって貰えるので、介護が必要でない健康な人が「家政婦」的な扱いで利用するのを避けるためですね。

その介護が必要だ!という申請は、市町村の介護保険課や福祉科など、それっぽいところに行けば案内してもらえますよ。(地域包括支援センターに行くのも可)

その「介護が必要」認定を受ければ、介護のサービスにかかる費用がを国が9割負担してくれます(所得の高い人は8割)
ちなみに、認定には要支援〜要介護といった段階付けがされていて、それに応じて利用できるサービスが変わっていきます。

注意点ですが、介護保険の申請をした後、結果が出るまで1ヶ月ほどかかります。
なので早めに申請しておくのが良いですね。
もしあなたが今入院していて、退院日程が決まってるなら、その退院に間に合うように申請したいところ。(リハビリの人や、地域連携室かケアマネやソーシャルワーカーがいるそれっぽい部署で相談しましょう)

 

厚生労働省が出してる図を載せておきますね。
介護保険申請の流れ

介護保険とは:厚生労働省

細かいことは置いて置いて、まず「利用者」であるあなたがやることは、市町村の窓口に相談ですね。

この相談ですが、本人が出来ればいいのですが、実際入院していたり、外出が大変だったりで無理なことって実際結構多いです。
なので、ご家族さんが相談に行けばおっけーです。

その後の「介護が必要だということを認めてもらう申請」も、ご家族さんが行えます。ちなみに地域包括支援センターや居宅介護支援事業所なとにいるケアマネージャーさんなどが代行で申請することが出来るようになってます。
実際本人が申請しているのって少ない気がしますね。

 

地域包括支援センターについて

聞きなれないこの地域包括支援センター。
ここは「介護について全般的に相談にのってくれるところ」と思えばオッケーです。

少し厄介なのですが、何故か地域によって名前が変わったりします…
東京都世田谷区なら「あんしんすこやかセンター
品川区なら「在宅支援センター」などなど。

…統一して欲しい。
全部地域包括支援センターでいいのに!
いや、ほんと自分の地域に違った名前をつけられていると、わかりにくい。

ただ悲しきかな、そんな一般人の声で名前が変わることはないでしょう…

致し方ないので、地域包括支援センターは、地域によっては違う名前になってしまってるケースがある。実際に介護が必要になっていろいろと調べるときに、そこだけ頭に入れておけたらと思います。

 

介護保険を使うと、どんなことが出来るの?

とりあえず一通り書いていきます。

  • 家にヘルパーさんが来て、掃除をしてくれる
    (あくまで本人が掃除出来ない場合です。掃除出来ないから、ほっておいたら家がホコリまみれになってしまう。そんな状態を避けるために使いましょう)
  • お風呂に入るのを手伝ってくれる
    (お風呂って、服を脱いで、バスルームに入って、湯船につかって…お風呂って実はわりと大変なんです。全身垢だらけにならないようにしたいですね。)
  • デイサービスに行ける
    (家でご高齢の方が一人でいるのは不安ですよね。その不安解消に、日中ご家族さんが仕事に行ってる間、同じような環境の高齢者が集まるところで過ごしてもらえます。お車の送迎がついているので、移動はとくに気にしないで大丈夫ですよ。ちなみにこれに似たサービスで、デイケアっていうのもあります。これ、デイサービスに加えてリハビリも受けれるのですが…正直あんまりです。デイケアのリハビリはかなり適当になっていて、効果乏しいケースが多いです。運動がしたいなら、運動を取り入れたデイサービスの方がおススメですよ)
  • 訪問看護、訪問リハビリ、訪問診療が受けられる
    (例えば床ずれがあったり、寝たきり状態で運動が必要だったり、定期的にお医者さんのチェックが必要だったりした場合に介護保険でこういったサービスが使えます。医療者が訪問することに申し訳ない思いを抱く人、実は結構いるんですが…遠慮はいらないです。必要ならば使いましょう)
  • 手すりをつけたり段差を解消したり。住宅改修が出来ます。
    (国からお金がでます。20万円を上限に、かかった費用の8割にか9割を国が負担してくれます)
  • 車椅子や介護用ベッドをレンタルする
    (こいつら、自分で買うなら高いんですよ。レンタルなら車椅子は月500~1000円ぐらい。介護ベッドで1000円をちょっと超えるぐらいですね。9割が国の負担…ありがたいですね)

その他身の回りの世話全般や、ショートステイと呼ばれるお泊まりサービスなんかもありますよ。
いろんなサービスがあるので、「〇〇で悩んでる」といった形でケアマネージャーに相談してみてください。その悩みに対して良いサービスがあれば教えてくれるハズです。

 

 

介護保険の未来を考えてみる

介護保険は介護の必要なひとたちにとって本当に助かる仕組みなのですが、将来的に大丈夫なのでしょうか!?
年金は超高齢社会のせいで崩壊寸前だ、という意見もあります。介護は高齢化社会の影響をもろに受けそうですよね。

介護保険の課題の一つに「数字が見えない」ことが挙げられます。将来いくらぐらいの費用がかかってくるかの予測が非常に難しい(介護の総費用額は制度創設時の3.6兆円から、17年度は10.8兆円に増えています。25年度には20兆円との推計もあるにはあります)

その中で、今までも少しずつ介護保険の給付が絞られてきていて、その傾向は変わらないでしょう。
この制度を維持していくために、「40歳以上の国民が払う必要のある、介護保険の保険料が増える」ことは覚悟が必要です。

制度開始当初の保険料は月に約3000円です。
2017年の平均は5,500円に上がっていて…

2018年4月から、保険料の地域毎の平均は月6132円!
3月分までの平均(5815円)から377円増えます。

その4月からの保険料が高いのは、大阪市7927円,那覇市7055円,長崎市6800円の順。
最も低いのは宇都宮市の5281円,千葉市5300円,さいたま市5421円と続きます。

これからもどんどん上がっていきそうですね。

 

そして残念ながら、実際にサービスを使った時の自己負担額も上がっていきます。
2015年から、ある程度の収入のある人の自己負担額が2割になりました(それでも8割は国が負担してくれていますが…)
そしてさらに2018年の8月から、現役並みの所得のある人の負担額が3割に上がります。

世知辛い世の中になりますが、日本の医療や社会保障は他の先進国と比べて良好。
アメリカの医療を受けようとしたら相当辛いですよね。
なんだかんだで、ありがたい国、日本!!!!

今の現状に感謝しながら、ネガティブにならないように、そして健康を意識しながら生きていきたいですよね♪

 

と、いうことで今回の記事は「介護保険とは2018年3月更新」でした!
次回の記事も、ぜひ見てあげてください〜〜