平均寿命と健康寿命の延びとココロの健康について

平均寿命と健康寿命の砂時計 介護

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どうも、リハビリBOZUです。

「平均寿命」、これはみなさん聞いたことあると思います。
では「健康寿命」はいかがでしょうか?、少し前はあまり聞かなかったですが、最近はよく聞くワードになってきました。
健康寿命を伸ばしていくことで、より健康的で有意義な人生を送ることができます。

今回はそんな寿命のお話です。

 

 

平均寿命と健康寿命とは

まず平均寿命は「亡くなる年齢の平均」のことですよね。
細かく言えば「0歳の平均余命である平均寿命」となるのですが、詳しく知りたい人はこちら(コトバンクさんのリンク)を覗いてみてください。

健康寿命は、言葉通りのイメージで、「健康で過ごせる寿命」のことです。
もう少し言えば、「健康上の問題がない状態で日常生活を送れる期間」のこと、と定義されています。

つまり、寝たきりになってしまったり、なんらかの病気で後遺症が残った場合、健康寿命を終えたといっていいでしょう。

 

平均寿命の延びについて

みなさんは、平均寿命がどんどん延びていることは知ってますよね!?

平均寿命の伸び

図:ガベージニュースさんより

 

2016年における日本の平均寿命は、男性が80.98歳、女性が87.14歳。少しずつ、地道に平均寿命が延びていってますね。

こういった状況で、よくイメージで使われるのはご長寿アニメ、「サザエさん」です。
サザエさんの父、波平さんは何歳ぐらいだと思います?

実は54歳なんです!!
そしてサザエさんもまさかの24歳!!

私たちの感覚で今の54歳と24歳って…もっともっと若い感じがしますよね。
昔と今の違いが感じられます。

ちなみにサザエさんのテレビアニメ放送は、1969年(昭和44年)10月5日から開始。
元の原作は1946年(昭和21年)4月22日から連載が始まったみたいです。

そんな風に着実に平均寿命が延びてきているので…
もしかしたら、定年退職の年齢が後ろに伸びていくのはある意味当然のことかもしれませんね。(ツライ)

 

平均寿命と健康寿命の比較

さて、平均寿命が延びていることはわかりましたよね。
次に健康寿命はどうなのか。

長く生きるのに、健康じゃない期間が増えていくのは辛そうですね。

極端に言えば、寝たきり状態で何年も長生きてしまうといった状態…
BOZUはあまりやりたくない生き方です。(もちろん人それぞれの価値観があります)

まずはシンプルにグラフをみてみましょう。

健康寿命と平均寿命の伸びの比較

図:HUFF POSTさんより

 

これをみると、平均寿命が延びるに従って、健康寿命が延びていることがわかります。
ただ、その延び率は平均寿命の延びと大差ありません。

この差が縮まっていてくれたら、嬉しいんだけど…

でもでもです!
この差が縮まってないにせよ、健康寿命が延びるのはいいことですよね。
自分の人生の健康でいられる期間が、10年前に比べると2年くらい増えているわけですから!

そして最近、「健康」ってワードがかなり注目されてきましたよね?
企業が健康を推し進める時代なので、もっともっと健康寿命が延びていくことと思います!

 

平均寿命と健康寿命の間にあるココロの健康

さて、この平均寿命と健康寿命。
健康寿命が過ぎてしまったとして、人生はつまらないものなのでしょうか?

さっきBOZUも、健康寿命を終えれば辛い人生っぽいニュアンスで書きましたが、本当でしょうか?

健康寿命の定義は、「健康上の問題がない」寿命のこと
この定義なら、もし仮に脳卒中になって麻痺が起きれば「健康寿命を終えた」…といえます。

でも、だからどうした!って感じです。
たしかに脳卒中で麻痺がある。
麻痺で身体が動きにくい。

ただ、身体が動きにくくても、人生を楽しむことって可能です

  • 脳卒中で片麻痺になりながら、フィットネスジムに通うことを生きがいにしている人
  • 命を失う病気になったものの、仕事と旅行を繰り返して余生を楽しんでいる人
  • 自分では外にはなかなか出れないけど、たまにある訪問看護や訪問リハビリ、デイサービスなどを利用しながら日々を楽しく過ごしている人

上に挙げた人たちは、定義的には健康寿命を終えた人です。
でも、良き人生を送っています

「健全な精神は健全な肉体に宿る」
という言葉がありますが、これは極端な表現。
「健全な精神は健全な肉体に宿るが、そうでないことも多い」
さらに言えば
「健全な精神は不健康な肉体だろうが人生を豊かにする」
とも言えます。

健康っていう言葉は

  • カラダの健康
  • ココロの健康

の二つがあります。
カラダが健康でなくなったからといって、ココロの健康もなくしてしまうのはもったいない

世の中には、カラダの健康を失いながら、ココロはすこぶる健康っていう人がいます。
カラダの健康を失ったために、ココロの健康も失ってしまう人もいます。

あなたはどっちの人生を歩みたいですか?

 

余談:寝たきりで生きるのを避ける

余談ですが、ご高齢になった方で「寝たきりの人工呼吸器につながれた長生き」を好まない方は、ご家族さんにきちっと意思を伝えておくべきです。
介護の日々を送っている高齢者のご家族さんは、出来ればそのご高齢の方の「人生の最後をどう過ごしたいか」を聞いておくべきです。

一度病院に運ばれてしまい、その時に意識がなかった場合、ふつうの流れでいけば処置をしっかりされます。

回復の見込みが薄かったとしても、医師からご家族さんに「どうするか判断して下さい」と聞かれるわけです。

ふつうに返事するなら
「お願いします」
と答える方がほとんどでしょう。
だって回復の見込みがなかったとしても、ご家族さんが生死を決めるのってすごく心理的負担が高い…
ならばとりあえず「お願いします」と言ってしまうのです。

でも人工呼吸器…
これ、一度つけると医療者側で外すことは出来ません。(死に直結するため、殺人ということになってしまうのです)
ある程度様子を見て、本人の望みが安らかな死であったから、人工呼吸器を外したいと言っても、後から外すのは無理なんです。

一番最初に医療者側が
「ここで全力で処置しても、目を覚ます可能性は少ないです。ご本人さんは、どういったことを望まれていたでしょうか?」
といったニュアンスで聞くのが良いと思われるのですが…

現時点では「ご家族さんの判断にお任せします」という聞き方が多い。
こんな判断、そうそう出来ないわけです。

良きご年齢になった方、またはそのご家族さんは、コミュニケーションを取りながら人生の最後をどう過ごすか話しておくことをお勧めします。
そうすることで、

本人の望みが「安らかに眠りたい」だったので、眠らせてあげて下さい。

だったり、

本人の望みが「何年生きるかが勝負!100歳オーバーは何があっても達成したい」だったので、全力で処置をお願いしたいです。

とかいったことが判断出来るようになるわけです。

 

点滴に関しても、寝たきりの方に、一本効果的な点滴を行えば、2〜3ヶ月くらいの長生きにつながるみたいです(真偽はわかりませんが…)

「人生の最後は、病院へ行かず最後まで自宅で過ごしたい」

そんなあなたと、そんなあなたのご家族さんは救急車を呼ばない選択も、頭の片隅に入れていいかもしれませんね。
(かかりつけ医を見つけて、人生の最後について相談しておくようにしてくださいね)

 

人生の最期を迎えたい場所

図:「高齢者の健康に関する意識調査」結果(概要) – 内閣府

 

 

と、いうことで今回の記事は「 平均寿命と健康寿命の延びとココロの健康について」でした!
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