理学療法士がポータブルトイレを使うべきと思う理由

ポータブルトイレ 介護

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どうも、医療BOZUです。
今回の記事は「理学療法士がポータブルトイレを使うべきと思う理由」です。

ポータブルトイレって聞いたことありますか?
読んで字の如し、「ポータブル=持ち運びできる」「トイレ=トイレ」ですね。
トイレまで行けない、もしくは移動が大変な方に、ポータブルトイレをベッドのそばに置くことで、オムツを使わずに排泄が出来ます。

最初に断りを入れておくと、今回の記事は、「ポータブルトイレはオムツよりもオススメ」ってことです。
トイレに行ける人はトイレに行きましょう!

 

 

オムツ、トテモ、ツライ。

その辛さはこちらの記事を読んでみてください。
なかなか面白い記事を書かれてます(自分でかけよって!?すいません…)
でも、オムツの辛さは伝わるはず!

入社2か月、 広報女子が体を張ってオムツをつけてみた

この方のオムツで排尿した直後の感想は、

  • 暖かい
  • 思ったよりも吸水範囲が広い

とのこと。そしてお尻が熱いように暖かく、オムツの中の尿が存在を強くアピールしてきて辛かった様子。「お尻全部湿っている」という感覚だったみたいです。

-10分経過-
まだ尿が暖かく、おしり全体が濡れたものに触れている感じがする。

-20分経過-
尿が冷えてきた。一部チリチリとした痒みを感じる

‐30分経過‐
か…かゆい。(ちょ~っとだけ、掻いた)おしり全体がしっとりパックされているような感触

-40分経過-
お尻と接着している部分は体温くらいになって、強かった違和感が薄れる。ただ、体位を変えようと動くと冷たい部分に触れ、不愉快。

⁻50分経過‐
おしり全体が常にしっとりしている。冷たい部分に触れたくないため、動かないようにしている自分に気づく。

1時間オムツをつけて気が付いたことは、お尻はたしかに濡れていない。しかし、お尻全体が濡れたものにずっと触れていて不愉快。ということでした。

 

なんとも…
ちなみにこのブログ、「Dfree」っていう最近介護業界でよく聞く、排泄予測をするもの。
広報担当のこの女性の気合いにやや感動しました。

ついでにですが、Dfreeは排泄予測。
そして排泄してしまったあと「オムツを開けずに中をみたい」という想いからhelppadという別の会社のサービス(開発中)もあります。

話が逸れましたが、オムツはツライ。
オムツはツライというところをまずは頭にインプットしてくださいね。

 

 

オキル、トテモ、ダイジ

ここからちゃんと、理学療法士として述べていきたいと思います。

ベッドの上で、オムツでトイレをする癖が付くと、身体を起こさないで寝たままの状態になります。
寝たまま…寝たきり…
この時点でよくない気配がプンプンしますね。

当たり前ですが、身体を起こす機会がなければ寝たきりになります。
では少し細かく、「なぜ身体を起こさないとダメなのか」を書いていきたいと思います。

  • 運動量が減る
    そのままです。運動量が減るので体力が落ちてしまいます。
  • 覚醒には重力が、必要
    なので、眠ったままにならないためには、身体を起こしてあげることが大事です。
    (毛様体賦活系と呼ばれる脳内回路があります。この回路は人の「覚醒」をコントロールする部分で、この脳内回路の活性化には、「重力に逆らう運動」いわゆる抗重力位の活動が大事と言われています。)
  • 天井ばかり見ることになるので刺激がない。
    そしてぼーっとすることが増えて認知症につながる
    人の頭の活動には刺激が必要です。天井ばかりを眺める生活は…もう考えるだけでツライ…

このあたりが身体を起こすことの大事なポイント。
ポータブルトイレを使って、意識的に身体を起こしてあげましょう。

 

 

ベンノ、シセイ、ダイジ

お便秘の方々、便を出すための良い姿勢って知ってます?

腸と肛門さんの角度の関係で、便を出すときは前かがみの姿勢がベストです!

便秘の方向けの排便姿勢

図:川越駅前胃腸・肛門クリニックさん

図に書いてある通り、前かがみになることで、直腸と肛門の角度がいい感じになるので、排便しやすくなります。

当然寝たままのウンチだと、その身体の角度は微妙です。身体に残っている便を全部出し切りにくい。
お腹の中に便が残るとスッキリ出来ないですよね!?
前かがみの姿勢を取るには、やっぱりポータブルトイレで身体を起こしたい!!

身体を起こすと、ついでにお腹周りの力も入りやすくなるので、一石二鳥でウンチが出やすくなります。

ちなみに世の中にはこんなアイテムも売ってたりします。
トイレサポート(これは前かがみの代わりに足を挙げる感じですね)

ポータブルトイレを使って良い姿勢でウンチ。
スッキリ快便を狙いたいですね♪

 

 

デメリット、ハナシマス

ポータブルトイレは片付けが必要

ポータブルトイレ、当然ながら水は流れません。
つまり、片付けが必要
オムツでも片付けは必要なので、それと比べて特別悪いわけでもありませんが…

排泄物はトイレで流し、トイレ本体はお風呂で洗うか、それが嫌な方はペットボトルに水を入れて、外で流したりします

このポータブルトイレの片付け、若い方が介護者なら大丈夫ですが、高齢者夫婦の二人暮らしだったりすると結構ハードな作業です。
この場合は介護保険を使ってヘルパーさんに掃除を頼むことも可能です。

ポータブルトイレを使う状況っていうことは、自分で自立した生活が出来ていない状態です。

ならば介護保険でも「要介護」の認定がおりますので、ケアマネさんに相談すると良いですね。
ケアマネ、介護保険については前に書いたこの記事を読んで見てください。
介護保険とは2018年3月更新

ちなみにポータブルトイレは内蓋があるので、臭いはある程度防げるのと、便を受ける部分は取り外し出来ます。洗う時のことを考えて作られていますね。
さらに簡単にラップが出来て臭いが漏れないようにできるものや、良い消臭剤も売られています。
(細かい掃除が一番大事ですが…)

 

ポータブルトイレは室内に置くので、個室に慣れていると落ち着かない

そうなんです。部屋の中でのトイレなので、狭い個室とは違うので落ち着かない。

ただまぁ慣れれば問題ないです。
人によってはカーテンやパーテーションで仕切りを作る人もいますが、まぁ慣れればだいたい問題ないです。

 

でも、ポータブルトイレのデメリットってだいたいこんなもの
寝たきりになることと比べたらどっちがいいでしょうか?

 

 

と、いうことで今回の記事は「理学療法士がポータブルトイレを使うべきと思う理由」でした!
次回の記事も、ぜひ見てあげてください〜〜