賢い患者になるためのステップ3

賢くなる。100点のテスト 医療

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「賢い患者になる」って考えたことありますか?
当たり前ですが、医療を受ける時には「やっかいな患者」ではなくて「賢い患者」さんの方が喜ばれます。

やりとりがスムーズになり、心地良く治療を受けることが出来るので、可能ならば賢くなりたいです。今回はそんな賢い患者になるためのステップをまとめました。

 

賢くなる①-やっかいな患者になるのを避ける-

賢くなるために、まずはやっかいな患者になることを避ければいいと思います。
やっかいな患者…これを広義で捉えていくと、

  • クレーマー
  • すぐに怒る
  • ひと昔前の「お客様」感覚で医療職と接する(タメ口、上から目線など)
  • 医療者を信用しない&それを表に出す
  • 禁止事項を破る

こういったところを、一般的な常識の範囲内で守ってもらえれば基本的に「やっかい」とは思われません。なぜが医療職に対して上から目線が強い人をよく見かけます…
人との関わりは、思いやりが大事。
そう思いますよね!?

賢くなる②-次は少しレベルアップ-

医療に対して知識がないことを理解する

ネットで医療情報を調べることは非常に大切です。ですが、今はかなり間違った情報が散乱しています。
「最新の研究では〇〇が有効」とかいったデータが出ると、すぐにニュースに取り上げられますよね?
…ですが、残念ながらそれが本当に有効なのは稀なケースな気がしています。何十年も積み重なった今までの研究の方が、「最新の研究」よりも大事です。
そして結果ありき(製品開発などで商品を売るための研究)のものも多く、研究形式に偏りがあることも多いので、日本の臨床現場で使うに値しない研究が多いです。
もちろん今後の発展の基にはなりますが…

「最新の研究」に惑わされず…でも気になる場合は「こんなのを見たんですが、先生はどう思われますか?」といった形で医師に確認するようにしましょう。
「最新の研究で見た〇〇という治療法をしてほしいです。」といった聞き方は、医療者側は「辞めて欲しい」と思うことが多々ありますよ。

医師に選択肢を聞き、思いを語る

「インフォームドコンセント」という言葉があります。医療職は、患者に身体の現状を説明し、選択肢を提示して自分で治療手段を選んでもらうというもの。
まずは、自分の治療にどんな選択肢があるのか聞きましょう。教えてもらえると思っていても、医療者側が選択肢を提示せずに方向性を決めてしまってるケースは実は結構あります。

でも、治療には納得が大事です。納得感がありながら治療を受けるのと、納得しないまま治療を受けるのでは治療効果も変わってきます。(ココロとカラダはリンクするという考え方です)

選択肢をきちんと確認し、自分の頭で選択し、そしてその治療を進めましょう。

もし質問ばかりしてしまって先生がめんどくさそうになってしまっても、この「方向性を決める」という作業はとても大切です。しっかり聞いた上で、最後に「いっぱい聞いてすいませんでした。納得出来たので、この治療の方向で頑張ります」的なフォローを入れておけば大丈夫です。

ただし、患者さんの中には医療者に依存したい人もいると思います。
その場合も出来れば患者さん自身で考えることが好ましいですが、あくまで上記したのは「賢い患者のなり方」です。
選択肢を示されることで、自分で考えて決めないといけないのはある意味負担になることもあります。そんな時は先生を信頼して任す!というスタンスもありなのかもしれませんね。

ベストではなく、ベターを求める

ここは賛否両論ありそうなところ。医療の世界でベストを求めるなら、世界的な権威や最上級の医療を受けれるところを受診してください。

ただ、一般的な症状でそこまで求める必要はないですよね。

自分の受けている治療がベーシックならばまずはOK、多少治療手段で回復の速さが変わるとしても、気にしないような余裕があるといいですよ。

病院ではなく、先生で選ぶ

たとえば整形で有名な病院があったとします。当たり前ですが、その病院の医師はそれぞれ別人です。
ぶっちゃけて言うと結構…スキルが違うケースがあります。
教育がしっかりしてて、どの先生も一定のレベルが保たれているところはもちろんあります。と同時に、業界で有名な先生がいるものの、そのほかの医師があまり良くないケースもあります。

理学療法士は、整形の医師の手術後のリハビリをすることがたくさんあるのでよくわかるのですが、手術をした先生によってその後の回復スピードが全然違うことがあるんです。(もちろん患者側の栄養状態やその他原因があることもあります)

ただ一般の人がその医師のスキルを知るのはかなり難しいです。

まずは「先生のレベルは、思ってるよりも差がある」ということを頭にいれておいて貰えたら良いと思います。その上で手術や大きな病気のケースにおいて、他の患者さんの口コミなどで不安が強いなら、セカンドオピニオンを聞きに行くことをオススメします。

賢くなる③-喜ばれる患者になる-

簡潔でわかりやすいメモを持参する

質問をメモ書きにして医療者に渡せば、すごくスムーズです。心配事を箇条書きにして渡せば、不安に思っていることをひと目で把握できます。

医療者の対応が冷たいと感じる患者さんは結構いるみたいなのですが、よくある困るケースに延々と質問が繰り返される(同じ内容も含めて)場合があります。ですが、メモで質問が一通り把握できればやりとりがスムーズになるので、きちっと対応してもらえるケースが多いですね。

人間的魅力を高める

医療者も人間です。人として「良い人」や「魅力的で面白い人」であれば、やっぱりコミュニケーションは円滑に進みやすいです。

あんまり誰も言わないですが、僕は真実だと思ってます。

頑張りすぎない

賢い患者になることも大事ですが、病気などでしんどい時は無理しすぎないように気をつけましょう。余裕がない時は自分中心で判断することも、あなたの精神衛生上大事です。
このページをここまで読んでくれた方なら、基本的なところは間違いなく抑えていると思うので、無理はしないようにしてくださいね。

 

と、いうことで今回の記事は
「賢い患者になるためのステップ3 」でした!

最後になりましたが、医療に関しての苦情や相談は、都道府県もしくは各市町村の役所内で相談窓口を設けているケースがあります。ホームページもしくは各自治体に問い合わせをしてみるといいかもしれませんね。
例:『東京都福祉保健局患者の声相談窓口』(電話/03-5320-4435)